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―「株を守る」から「価値を守る」という継承へ ―
このページは、親から引き継いだ株式を否定するものではありません。
むしろ、大切に引き継いでこられたお気持ちを尊重したうえで、次の世代へどう引き継ぐかを一緒に考えるための考察です。
親から引き継いだ株を「そのままにしておきたい」と思う気持ちについて
親から引き継いだ株には、「親の苦労」「家族の歴史」「勝手に動かしてはいけない」という思いが込められていることが多くあります。
「親が持っていた株は、そのままにしておくもの」そう考えるのは、とても自然で、誠実な気持ちです。
ただ、時代は静かに変わっています
親御さんの時代には、「株を持っているだけで価値が増えた」「配当が少なくても、将来が期待できた」「長く持てば、自然と報われた」「この株式は資産株だから売るな」そういう時代背景があり、その時点では「正しい選択」であったことでしょう。
しかし今は、「お持ちの株式の会社の力が弱くなっている」「配当がほとんど出なくなっている」「何十年持っても、価値が増えていない」という株式も、珍しくありません。
「同じ株を持ち続けること」は
本当に継承でしょうか?ここで、一つだけ考えてみていただきたいことがあります。
親は、「この株を持て」と言いたかったのでしょうか。
それとも「この価値を、家族に残したい」と思っていたのでしょうか。
多くの場合、親が守りたかったのは「銘柄」ではなく「家族の財産」だったはずです。
継承の本質は
「形」ではなく「価値」にあります
継承とは、「同じ株を持ち続けること」ではなく「同じ価値、できればそれ以上の価値」を「次の世代に渡すこと」と考えることもできます。
たとえば、「銘柄は変わっても金額や受け取れるお金が同じ、または増えている」のであれば、「親の思いは、きちんと引き継がれている」と言えるのではないでしょうか。
「手放すこと」は「裏切ること」ではありません
親から引き継いだ株を見直すことに、後ろめたさを感じる方もいらっしゃいます。
しかし、「価値が減り続けている株式」を「そのまま放置してしまう」ことのほうが、結果として、親の残してくれた財産を目減りさせてしまう可能性もあります。
見直しは、親を裏切る行為ではありません。
親の思いを、今の時代に合った形で守る行為とも言えます。
一つの考え方としての考察
あくまでも一般論としての考察です。「配当がほとんど出ない株式」を「比較的、安定して配当が出る株式へ 見直すこと」で、「財産の価値を守り」「毎年、目に見える形でお金が入り」「次の世代に説明しやすい 状態にすること」ができます。
これは、「価値のバトンをつなぎ直す」という考え方です。
次の世代にとっての「分かりやすさ」も継承です
次の世代にとって、「なぜこの株式を持っているのか分からない」「配当も少なく、意味が見えない」状態のまま引き継がれると、かえって困ってしまうことがあります。
「なぜこの形なのか」「どんな意味があるのか」を説明できる状態にしておくことも、立派な継承です。
すべてを変える必要はありません
大切なことなので、はっきり書きます。
「全部を見直す必要はありません」「無理に動かす必要もありません」「気持ちが整理できないものは、そのままで構いません」
見直しは、できるところから、少しずつで十分です。
最後に
親から引き継いだ株式は、親の人生の一部です。
その重みを理解しているからこそ、「どう引き継ぐか」を考える価値があります。
「同じ株を持ち続けること」と「同じ価値以上を次の世代に渡すこと」
どちらが、親の思いに近いか。
答えは、人それぞれです。
ただ一つ言えるのは、価値を守ろうと考えること自体が、すでに継承の第一歩だということです。